株式会社 キーエンス

株式会社　キーエンス
4.33

利益率・年収の高さが国内で逸脱した高水準。ＦＡセンサーなど検出・計測制御機器大手。生産は国内工場軸に外注。国内時価総額ランキング上位常連。持分にジャストシステムも。

キーエンスの年収

キーエンス 平均年収　1,751万円（有価証券報告書より）

国内トップクラスの平均年収。大手日系会社ではベスト５には入るのではないでしょうか。平均年収に加え、平均年齢も35.8歳と大手企業では驚くほどの若さ。入社３～４年目には1,000万円に到達し、30代では2,000万円～も可能。企業のゴルフコンペ等の懇親会では社員の高級外車がずらりと並ぶとの噂。

平均年齢の若さから離職率が高いとも思われるがちだが、キーエンスはここ10年で大きく成長している会社であり、大量採用を始めてから10年間程度である。よって、国内大手企業にありがちな50代の社員が多い人口ピラミッドではなく、若手が非常に多い。ハードワークではあるが、待遇も良いため離職率はそれほど高くもない。（むしろ高年収が故のFIREでの退職が懸念）

20代前半～半ばで1,000万円を超え福利厚生も充実しており、待遇は国内トップクラス。

キーエンスのオフィス

キーエンスの本社は大阪府大阪市東淀川区にあります。これほど大きな企業ですが、本社は東京ではなく大阪です。ちなみに、東京にはキーエンス東京研究所がお台場にあります。

キーエンスの将来性（業績）

22年3月期第2四半期累計（21年4～9月）の連結業績は、売上高が3,552億円（前年同期比48.8％増）、営業利益が1,974億円（同69.1％増）。設備投資の回復が増収要因。業種も電機や自動車を中心にバランスよく回復。第2四半期（21年7～9月）の営業利益は1,040億円（前年同期比59.8％増）と過去最高を更新。
22年3月期の連結業績予想は非開示だが、年間配当は前期と同じ200円の予測。

半導体をはじめとする部材不足への対応にも優れており、半導体不足による業績影響も少なめ。

国内外でのセンサー需要がなくなることは考えにくく、引き続き高い需要が見込める。また、キーエンスの強さはなんと言っても営業力。“営業を科学する”という格言もある。同業他社を寄せ付けない強みであり、GAFA一角でもあるAmazonが、キーエンスを喉から手が出るほど欲しいと言った話は有名。

営業利益率が驚異の約50%水準であり、近年では営業力だけでなく設備投資や商品開発にも資金を投入しており、将来はとても期待できる。

国内トップクラスというより、”国内トップ” の時価総額・企業価値となれるポテンシャルを秘めている会社である。

売上高のポートフォリオでは、日本が約4割、米国・中国が約15%程度になります。近年世界的に事業を展開しており、国外での収益力も上がってきています。

キーエンスの仕事のやりがい

キーエンスはセンサ等の技術開発や、データ分析の専門職もありますが、コンサル営業が多くの人数を占めます。特段専門知識や経験がない人は新卒入社、中途入社ともにコンサルティング営業の仕事となります。

キーエンスの営業はハードワークです。分刻みのスケジュールに高い目標、勤務時間もわりと長めです。一方で、原則接待を行っていないことや、超効率的な営業を徹底しているため、無駄に人間関係のストレス等は少ないかもしれません。

ハードワークではありますが、待遇の良さや優秀な人材の中で働けることから就活においては非常に人気が高く倍率も高いです。
少々ハードですが、稼ぎたい！成長したい！人にとっては最適な会社でしょう。

キーエンスに向いている人、必要な資格・スキル

キーエンスも最近では色んな職種が出てきましたが、今でも多くの人は営業メインの仕事に就きます。営業は超効率的に行われており、毎日分単位のスケジュールになります。
一方で非効率的な接待や義理人情の営業スタイルはないため、他企業の営業とは一線を画しています。
また、営業と言ってもそれぞれの課題を解決する“センサー”がメイン商品のため、色んなアイデアが試される“コンサルティング営業”にも近いです。求められる人材・スキルは下記のとおりです。

●コミュニケーション能力が高い人
⇒面接でも一番見られます。日頃から人と話すのが好きなフレンドリーな人が多いです。

●地頭が良い人
⇒センサーの営業は発想力も必要です。また、面接においても突拍子のない筆問があるので、上手く返せるスキルが必要です。

学歴や資格はそれほど重要視はされません。もちろんスペックが高いに越したことはありませんが..

キーエンス　まとめ