キーエンスは日本トップ5に入る企業
キーエンスはファクトリーオートメーション(FA)センサーの大手メーカーです。
いろんな設備・機材のセンサーを開発・販売しています。
時価総額順では近年国内トップ5常連、営業利益率も50%超と驚異的な高さ、そしてなんと言っても年収年収は2,000万円超えと国内のトップクラス企業です。
ここ10年で従業員数も増え、平均年齢・勤続年数も上がってきました。激務ですぐやめる人も多い印象もあるかもしれませんが、勤続年数も12.5年です。コンサルとかと比較したら長いですね。
ちなみにボーナスはなんと年4回です。
平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続 | 従業員数 |
2,182 万円 | 36.1歳 | 12.5年 | 2,599人 |
キーエンスの業績
2022/3決算の売上高は7,000億円台であり、時価総額の高さの割には高くないです。(トヨタ、ソニー、NTTは兆単位の売上高ですからね。。)
一方で営業利益は脅威の50%超です。この規模の企業で売上高の半分が利益はとんでもないことです。ちなみに2022/3決算は円安効果などもあり増収増益です。
ちなみに売上高の約6割は海外。近年海外戦略も加速しており、特に米国・中国での事業を拡大している。
キーエンスの強み・特徴
営業利益50%を誇るキーエンスには、他のメーカーにはない強みがあります。特に3つのキーエンスの強みについて図解でまとめてみました。
①ダイレクトセールス
多くのメーカーは代理店や販売会社を通して顧客へ商品やサービスを提供していますが、キーエンスの場合は代理店を設けず、直接キーエンスの営業マンが営業を行っています。
キーエンスは「営業を科学する」とも言われているくらい、営業をとことん分析し、最も効率的な営業方法を確立しています。
仲介コストがなくなることで、利益率が上がるとともに、徹底的に教育されたキーエンスの営業マンが成約率の高い営業を実施できます。
自動車業界ではテスラが似ていますね。日系メーカーのディーラーでの販売ではなく、直接工場から車を出荷する方法でコストを削減しています。
②ファブレス経営
ファブレスとは、fab(fabrication facility:工場)を持たずに生産は外部に委託 の意味です。自社工場を持たず、その都度適した工場に生産を依頼します。量産も重要ですが、センサーは常に最先端の技術が求められるため、小回りが利く生産体制にしコスト削減をしています。
③独自のプライシング戦略
キーエンスの商品の約7割は世界初、業界初であり、価格競争を避けることで利益率を高めています。他社では取り扱えない商品であれば、高くても導入したい顧客は多いのでしょう。
この戦略を実現するには高い商品開発力と営業マンの高いコンサルティング力が必要です。ずば抜けた年収など、人材投資を積極的に実施し優秀な人を採用しているのもこの理由があるからです。
キーエンスへの入り方
新卒採用
新卒はビジネス職、エンジニア職、S職(事務)のいづれかでの入社となります。近年は200人程度の採用人数ですが、応募人数がとんでもない数なので、倍率は日本屈指でしょう。
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
210人 | 240人 | 230人 | 155人 |
キーエンスの面接はコミュニケーション能力を重視される面接が3回程度あります。ケーススタディ形式や、面接官を説得させる形式の面接もあります。
コミュニケーション能力は必須のスキルなので、苦手としている人は、綿密に面接対策をしましょう。
当社がキーエンスへ入社できた学生の事例として、実際に下記のような方がいます。ご参考までに。
キーエンスへの入社学生例
●早慶、留学経験有り、TOEIC780点
●MARCH、体育会系、資格なし
●その他大学、起業経験有り
中途採用
中途採用は、ソフトウェア開発やデータ分析等理系の専門人材の募集が多いです。一方で、人事、営業、マーケティング等、技術職以外の募集も実施しているので、入りたい方はぜひチェックしてみよう!
キーエンスへの転職事例
●金融業界 ⇒ キーエンス(経理、財務)
●メガベンチャー ⇒ キーエンス(マーケティング)
●不動産 ⇒ キーエンス(営業)
ちなみに、入社2年目から年収1,000万円も可能です。
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